HRS が Paypense を買収、企業および従業員向けの大規模なデジタル決済技術を実現

HRS が Paypense を買収、企業および従業員向けの大規模なデジタル決済技術を実現
スマートでシームレスな決済技術が、広範囲に及ぶ支出の要素を取り込んで一元化
ドイツ、ケルン – 2022 年 8 月 4 日 – 法人旅行および決済技術のプラットフォームで世界をリードする HRS が、ドイツを拠点とする Paypense 社の買収を発表しました。これにより HRS は、効率的な企業向け支払いサービスをさらに拡充できます。Paypense のオープンプラットフォームは、発売からわずか 2 年でさまざまな企業にすでに浸透しており、従業員は業務関連のすべての購入代金を、デジタル決済技術を使用して支払うことができます。このスマートなソリューションにより、確実に予算を遵守すると同時に、監査、運営、さらにはサステナビリティの指標に関連するデータの取得もできます。
「HRS Pay は、長年にわたる独自投資と当社による 2021 年の Itelya 社の買収によって強化され、支払いのデジタルトランスフォーメーションを進めてきましたが、さらに次のステップへ踏み出そうとしています。それが、企業の社員が「出先で決済」できるという例を見ない体験の提供です」と、HRS の CEO、トビアス・ラゲーは述べています。「Paypense は、インテリジェントな支出管理サービスをマネージャーと従業員の両方に提供しています。これらのサービスは、一度に何週間もかかる出張の場合でも、出張の必要がない日帰りのオフサイトイベントをサポートする場合でも使えます。今回の買収は、当社が従業員の満足度向上に引き続き注力しているなか、HRS Pay の新たなマイルストーンとなります」
従業員満足度の要素は、支出管理テクノロジーの円滑な導入と継続的な使用のために不可欠です。Global Business Travel Association の最近の調査では、調達担当のエグゼクティブ 600 名以上と出張者約 2,500 名からのフィードバックを含め、85% の回答者が、費用報告書の作成が容易であること、費用承認プロセスの簡素化、払い戻しの迅速化が、支出管理において重要であると回答しています。
Paypense の幅広いコントロールと効率性により、支出管理を再定義
Paypense は、自動化されたインテリジェンスと、ポリシーに従った自動承認の購入機能を活用して、従業員が購入する可能性のあるアイテムに関する懸念を大幅に軽減します。この洗練されたソリューションは、会計管理者や調達管理者にとって魅力的です。Paypense は、毎回適切な金額が適切な種類の購入に使われるよう効果的に担保するからです。
仮想テクノロジーや、企業が推奨する銀行機関との安全な接続を管理するこの内部のアプローチにより、あらゆる費用関連プロセスの簡素化を強く望む従業員へのシームレスな対応が実現します。Paypense のその他の特長は次のとおりです。
- Paypense の特許取得済み「マトリクス承認エンジン」を使用して、事前承認済みの予算を個々の従業員、グループ、または職務の応募者にリアルタイムで提供。また、この機能により、緊急時には予算増額の承認・支出が可能です。
- 従業員による、追跡可能な購入を容易にするモバイルアプリの機能。従業員が自腹で支払わずにすみます。
- 従業員が使用する一般的なオンラインポータル(航空、鉄道、ホテル、自動車、ライドシェア、電話その他の有名サプライヤーを含む)用の請求書自動取得機能。
- サプライヤーとローカライズされたデータを活用することで、個人経費の二酸化炭素排出量を把握。これは企業にとり、二酸化炭素排出量の削減を進めるための極めて重要な要素です。
「当社のオープンプラットフォームにより、事前承認された費用に対してバーチャル・クレジット・カードを提供するという独自の差別化要因を提供できました」Paypense の創業者で CEO のクリストファー・ヘヒト氏は言います。「当社による業界への関わりから見て、当社のアプローチが歓迎されていることは明らかです。経費管理から支出管理に移行しているので、経費の調達者や金融機関と競合するのではなく、協力して取り組んでいます。また、すべての関係者が等しく従業員の体験向上に重点を置いているため、支払いの効率化の新たな道を見出しながら、満足度の向上に貢献できています」
「今回の買収により、HRS Pay は、旅行関連の支出だけでなく、多額の費用を計上する出張以外の現地での支出も網羅する、真に包括的な支出管理ソリューションを提供できるようになりました」と、HRS Pay の最高事業成長責任者、クルト・クナックシュテット氏は述べています。「Paypense を完全に統合することで、当社のエンド・ツー・エンドの支出管理プラットフォームは、レベル 3 データ、マルチカテゴリーの請求書デジタル化、優れた VAT 還付の自動化で比類のない可視化を実現します。これらはすべて、あらゆる決済代行業者を通じて世界中で利用できます。これらの機能の集積により、HRS Pay は Fortune 500 の多国籍企業に対し、非常に優れた支払いソリューションを提供するという独自の立場にあります。
Paypense の従業員は、買収手続きが正式に終了する 8 月に、正式に HRS Pay の従業員になります。クリストファー・ヘヒト氏は、最高プロダクト責任者(CPO)として HRS Pay チームに参加し、開発の監督および、クライアント、パートナー、従業員と協力して HRS Pay のソリューションを強化・前進させる任務を担当します。
HRS Pay のソリューションは、8 月 14~17 日にサンディエゴで開催される Global Business Travel Association カンファレンスにおいて、HRS のブース(3229 番)で紹介されます。Paypense は、10 月 24 日にニューヨーク市で開催される Innovate イベントに選ばれた数少ない新技術の 1 つでもあります。
HRS について
HRS は今日のダイナミックなグローバルマーケットにおいて、企業や行政の働き方、滞在および支払い方法を再開発しています。HRS の先進的なプラットフォームテクノロジーは、ホスピタリティ分野にとどまらず、会議、オフィススペース管理、支払業務効率化、危機復旧にまで、その範囲を広げています。HRS のお客様は、パンデミック後の世界経済においてコスト削減を実現するだけでなく、安全、安心、満足といった重要な側面に焦点を当てたソリューションにより、他にはない大きなメリットを享受しています。また HRS は、企業のホテルプログラムにおけるネットゼロ目標の達成を支援するテクノロジー「Green Stay Initiative」で賞を獲得しているほか、自動化を活用して航空・鉄道事業のエクスペリエンスを向上させる画期的な「Crew & Passengers Solution」でも高い評価を得ています。1972 年に設立された HRS は、現在、Fortune 500 に選ばれているグローバル企業の 35% をはじめ、世界をリードするホテルチェーン、地域のホスピタリティグループ、決済代行会社とも提携しています。詳細は、www.hrs.com/enterprise でご確認ください。
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